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自分の得意芸や歌のことを「十八番(おはこ)」というが、これは韓国でも同様の言葉で同じ使い方をする。名前の由来は歌舞伎の世界で、七代目市川團十郎が、初代・二代目・四代目の各團十郎がそれぞれ得意としていた荒事の演目18種を選定し、『歌舞伎十八番』という名目で発表した説が有名でここから世に広まっていったと言われている。

そのほかにも諸説あるのがおもしろい。

 

江戸時代の武士が嗜む武芸の種類が全部で18種類あることから来ている説。元々は中国から伝来した武器が18種類ありそれを分類したもので、武芸十八般とも言われる。

もうひとつが、阿弥陀如来が王位を捨て修行をしている時に衆生救済のための誓いを立てた「四十八願」のうち、浄土教において最重視したのが「第十八願」であることから最も得意なことを指すという説がある。

「十八番」と書いて「おはこ」と読む理由も洒落ている。江戸中期には書画や茶器などを丁重に箱に入れて、鑑定士が真作であることを示す署名である「箱書き」を添える風習があり、門外不出の『歌舞伎十八番』の台本も箱に入れて大切に保管され、「認定された本物の芸」という意味から転じて「おはこ」と言われるようになったようだ。

 

歌舞伎十八番はさらに進化し九代目團十郎が新歌舞伎十八番を完成させている。今では現代歌舞伎であるスーパー歌舞伎やシアターコクーンで行われるコクーン歌舞伎など、どんどん変化を遂げている。歌舞伎の元祖は出雲阿国が「かぶき踊り」を創始したことだと言われているが、400年経った今でも様々な変遷を遂げ人々を魅了している歌舞伎は、未来へと続く貴重な演劇の一つと言えるだろう。

 

~伝統と近未来の共存~ というストーリーを思い浮かべたときその概念を体感できる空間としてぴったりなのが「東京」という大都市かもしれないとたどり着いた。そんなことを考えて堪能できるのが、その名もずばりの限定シガーが「[DAVIDOFF TOKYO Limited Edition 2015] ダビドフ トウキョウ リミテッド エディション 2015」だ。

シガーボックスには東京のスカイツリーや雷門など新旧に渡る名所が描かれており、東京の変遷を感じ取ることができる。シガーの味わいはダークチョコレートやナッツの風味の中にスパイシーさやペパリーさを感じることができ、まさに『共存』という言葉にふさわしい商品だ。セカンドリングに桜の花びらが描かれているのも心憎い。桜を愛でながらこのシガーを堪能するのも乙な愉しみ方だ。

 

 

心の余裕と時間の余裕、そこにシガーとともに過ごす素敵なときを。